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63. 林檎スター [日々雑感『本日もまた混沌と』]

今年、ジャスト其の日に御他人様から頂いたX'masプレゼントは

 “蕎麦ボーロ(ぼうろ?) のヤケにデッカい袋詰め” のみでした! それも郵送で!

 

「..........。」(笑&汗っ)



1晩で食っちゃいました。

コーラ&ウォッカに、とても合いました。そう思いました。

「蕎麦だから、ま、いいか」と(無理矢理の解釈で)最後は、食欲というより「キリがいいから」という勢いでした。

1袋、全部食っちゃいました!



翌日、“食欲” というものがまるで湧きませんでした。

まるで。

だから林檎を買って食べました。

連日食べて、3日目になってやっと何だかいい感じになりました。

 

       *

 

果物の中では元々林檎が一番好きです。銘柄はこだわりません。どんなのでも食べます。

どちらかと云えば、蜜たっぷりの甘いものより、青臭いくらいの酸っぱい感じのが好みです。

暖かい時期になってスカスカの古い林檎に当たると残念賞ですが、酸っぱさと硬さが絶妙の林檎に当たるとホント幸せな気持ちになります。

やはり林檎は、よく洗って皮ごと丸齧りですね。芯ギリギリ迄食べます。上品ぶってる場合じゃありません。

皮もまた美味しいのです。根菜類と同じです。

 

 

 

昔住んで居た場所は、自宅から歩いて数分に広い斜景の林檎畑が在りました。

目の前には鳳凰三山と駒ヶ岳が屏風の様に広がっていました。

夜になると色んな獣がやって来て、早生未熟果で勝手に落ちたものや、他の実を太らせる為に切り落とした実を食べていました。

夜中に懐中電灯を手に、よく逢いに行ったものです。

 

そんな時、暗闇はやはり慣れる迄は怖いものです。街灯なんかありゃしません。

予想してない物音なんかに、ビクッとします。言うなれば◯◯が縮み上がります。

でもじっとして居ればその内に慣れて来て、色んなモノが視えて来ます。

そして直に、強く静かな気持ちになります。

獣や風がたてる音すら心地良く聴こえて来ます。

 

これからの時期は特に空気が澄んでいて、景色が遠く迄見渡せます。それは日中のみならず夜でも同じ事です。

見上げれば空には無数の、本当に無数の星々です。

何度繰り返し観ても、いちいち驚いてしまうくらいの星々です。でした。

 

 

       *

 

寒くなると何処でも安価に売っている一寸いびつな撥ね林檎。

食べると(蕎麦ボーロの食べ過ぎ後でも!)腹の調子も良くなります。

そして一寸ですが、静かな気持ちになれます。

 

 

 

    (只今の脳内ミュージック/KEITH JARRETT "Shenandoah" )

 

 

 

 

 

ベン・シャーン(インク画一部).jpg

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